2007年・東京六華同窓会総会・懇親会
 
 2007年の東京六華同窓会総会及び懇親会が6月16日、東京・飯田橋のホテルグランドパレスで開かれました。参加者は、会員、非会員合わせて456人に上り、とても盛大な会となりました。
 開会宣言は、新しく幹事長を務めることになった南14期の田村民雄さんが務めました。引き続き、会長の竹島一彦さん(南11期)が「25期、26期以降の会員が少なく、先々を考えると心配なので、会員増強に努めているところです。本日、お越しの皆さんはそれぞれのクラスのリーダー的役割を担っていることと思いますので、同期がたくさん六華に入ってもらえるよう力添えをお願いします」と、挨拶しました。
 2006年の事業報告や会計報告、2007年の事業計画や予算案などの議事は滞りなく、満場一致の拍手で承認され、来賓として、六華同窓会の次期会長になることになっている北海道電力社長の近藤龍夫さん(南14期)が来賓として挨拶しました。

 今年の幹事は、24、34、44期の皆さんです。
 懇親会では、実行委員長の山田清志さん(南24期)が高らかに開会を宣言。来賓として挨拶した諏江康夫・札幌南高校校長は、今年の卒業生(南57期)が医学部に過去最高の60人も合格したことと、学校林でオオムラサキを復活させようと取り組んでいる植林活動が「全日本学校関係緑化コンクール」で農林水産大臣賞を受賞したことを報告しました。

 司会を務めたのは、父親が南3期の応援団長で、自身も在学中、生徒会長を務めたという南34期の森田政仁さん。元HTBのアナウンサーだったというだけに、元気いっぱいのトークで会場を盛り上げました。2000年の母校甲子園出場決定の瞬間や、昭和40年代の南高紛争、札幌オリンピックなどの映像が上映され、歓談中の同窓生たちもしばし口を休めて、懐かしそうに見入っていました。

 会場入り口には、学校林の活動が大きな写真とともに紹介され、募金の箱には、たくさんの方が惜しげもなく浄財を納めていました。また、札幌からおなじみ「風月」のおやじさんもお嬢さんとともに駆けつけました。なつかしいお好み焼きや焼きそばの味に、出席者も大喜びで、舌鼓を打っていました。

 恩師の紹介コーナーでは、地理の塩見一夫先生と音楽の松本良一先生が登壇。塩見先生は昔、生徒からもらった古い年賀状を披露し、「心当たりのある人は見に来て下さい」と会場をわかせていました。
 「一中校歌」「優勝歌」「応援歌」斉唱では、一中の大先輩の方々が肩を寄せ合って大合唱する毎年の光景に目頭が熱くなりました。
 驚いたのは、南24期の外崎宏さん、星野利幸さんによる南高校歌斉唱(ピアノは、南24期・細川裕美子さん)。二人の見事なハーモニーに歌うのも忘れて聞き惚れてしまいました。
 「大扇」の引き渡しも無事済み、今回の労を担った実行委員会の上草憲昭副委員長が熱い語りで、閉会を宣言。また来年の再会を誓ったのでありました。

 心のこもったすばらしい懇親会に、出席したみなさんもとても満足した表情で家路に(いや二次会会場に)ついておりました。

(文:南31期・片岡正人、写真:南23期・福山賛次郎)